学会長Blog
2008年02月09日
上眼瞼形成術のパネルディスカッション 水野先生の抄録
今日はアネシス美容外科院長の水野力先生の抄録です。
水野先生には、上眼瞼形成術のパネリストをお願いしています。
演者 水野力
所属 アネシス美容外科
演題名 私の二重まぶたデザインについて
抄録
目的:二重まぶた手術においては、そのデザインが重要である。今回、二重まぶたデザインについて自分なりに工夫している方法を発表する。
方法:術前のデザインに際して従来から行われている方法は、患者に鏡を持たせ上眼瞼の浅い自然なラインがある高さ付近を涙管ブジーで押さえて開瞼させ希望する二重まぶたになっているか否かシミュレーションする方法である。著者は従来法を発展させ、数年前から眼科用の細隙灯顕微鏡の台座と小型デジタルカメラとを利用して、シミュレーション結果をパソコンに取り込み液晶ディスプレイ上に画像を提示するようにしている。また重瞼ラインの固定法について、眼瞼下垂術での挙筋腱膜固定法をヒントにして3点固定を行っている。その3点のデザインは、内眼角から15㎜の点を中央点としている。中央点は瞳孔中心線上ないしやや外側に位置することになる。中央点から内側および外側に7㎜の位置に内側点および外側点を設定している。それぞれ角膜内縁と外縁に接した垂線に近い。
結果:従来法が患者の記憶に頼るのに比べて、この方法は画像を記録することできるので手術誘導への動機づけや、術後結果のトラブル防止に役立つ。また顎と前額部が固定されるので、眉の挙上や上下方視により重瞼幅が影響されることがなく、撮影条件が一定となる長所がある。左右差の有無も一目瞭然である。埋没法および切開法の手術では、3点の固定位置を決定することで自然で美しい重瞼ラインが作成されている。
考察:現在では細隙灯顕微鏡の台座と小型デジタルカメラを利用したシミュレーション法は、患者とのカウンセリングになくてはならない必須アイテムになっている。また3点の固定位置は手術での重瞼ライン決定に有用である。
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