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2008年02月03日

鼻形成術の教育講演 菅原康志先生の抄録

今日は自治医科大学形成外科教授の菅原先生の抄録です。
菅原先生には、鼻形成術の教育講演をお願いしています。


演者  菅原康志
所属  自治医科大学形成外科・美容外科
演題名 整鼻術に必要な鼻の解剖とサージカルアプローチ

抄録

手術における解剖の重要性については言うまでもないが、鼻の美容外科手術では骨・軟骨・軟部組織といった解剖学的特徴が、どのような形態的表現になっているのかを理解する必要がある。またどのような手術操作が、どういった形態的変化を生じさせるかについても、把握しておく必要がある。
鼻の形態は、upper third, middle third, lower thirdの3つのバートに分けると、ストラテジーを含めたアプローチの立場から解剖学的特徴の理解が容易になる。
Upper thirdは、前頭骨と鼻骨によって形態が決められているため、骨への操作や組織移植により形態を変化させる。Middle thirdは、鼻骨の下端と上外側鼻軟骨、鼻中隔軟骨から形成される。ここでも骨、軟骨への操作や組織移植により形態を変化させる。
Lower thirdは、下外側鼻軟骨(鼻翼軟骨)、鼻中隔からなり、ほとんどの場合は軟骨への操作や組織移植により形態を変化させる。鼻翼のみが軟部組織だけへの操作による。
また、これらの鼻自体の構造を形成する要素以外に、顔面の中での鼻の突出度などを決定する上顎骨、頬骨との位置関係や、鼻筋や上口唇挙筋などの顔面表情筋なども、鼻の形態や印象に影響を与える。
形態を変化させるためのアプローチとしては、各種材料による移植、骨切り、軟骨への操作などがあるが、それぞれの効果の程度と意義について理解する必要がある。
以上について、死体解剖、臨床例を交えて述べる。

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