学会長Blog
2008年02月19日
下眼瞼形成術のパネルディスカッション 高橋金男先生の抄録
今日はドクターゴールドマンクリニック院長の髙橋金男先生の抄録です。
髙橋先生には、下眼瞼形成術のパネリストをお願いしています。
演者 髙橋金男
所属 ドクターゴールドマンクリニック
演題名 下眼瞼除皺術とmidface lift について
抄録
目的:下眼瞼の老化に伴う変化とは,外眼角靭帯の弛緩によるscleral show,下眼瞼の軟部組織や脂肪萎縮に関連したnasojugal foldやtear trough defomity,lateral orbital depression,さらにこれらに付随して中顔面が下垂し,鼻唇溝が深くなることである。下眼瞼および頬は解剖学的にもつながりのあるものであるから加齢的変化を総合的に判断して施術内容を検討する必要がある。
方法:下眼瞼あるいは中顔面の加齢的変化を伴う種々の症例に対してlower blepharoplasty,lateral canthoplasty,subperiosteal midface lift,deep plane midface lift,brow lift,fat implantation等の手術を単独あるいは幾つか併用して行うことで,下眼瞼の若返り効果を観察した。
結果:下眼瞼内部のみに加齢的変化を認める症例ではcanthoplastyあるいはlower blepharoplasty(transcutaneous or transconjuncitval)によって効果的といえる。しかし,中顔面にも加齢的変化を伴う症例の場合はdeep plane midface liftあるいはsubperiosteal midface lift等,中顔面に対する若返り手術の適用を考慮しないと下眼瞼の若返り効果及び持続効果が不十分である。さらに,症例によってはfat implantationやbrow liftの併用も必要となる。
考察:lateral canthal tendonの弛緩で下眼瞼の加齢的変化が起こり,orbital malar ligamentの張力の減弱によってmalar fat padが下内方に下垂することでcheek depressionが起こる。また,下眼瞼はorbital malar ligamentによって頬と連結している。したがって,cheek depressionを伴う場合はmidface liftによってcheek supportをすることで下眼瞼の加齢的変化をより効果的に改善できると考える。
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