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2007年11月13日

学会の企画を練る

学会長として、会場を探すと同時にしておかなければならないことがありました。
それは、学会の主な企画を練る作業です。なぜなら、企画内容や講演者の人数によって、適切な会場の広さや数、会期(1日開催とするか、2日開催とするか、など)を設定しなければならないからです。
企画を考えるのは勝手ですが、現実的に企画に沿って講演する人が確保できなければ学会は成り立ちません。それを先読みして、適切な会場を押さえなければならないのです。なにせ大きな会場となると数も限りがありますし、日程も限定されていますから、早く予約しないと会場が埋まってしまいます。
学会場を決めるというのは、こういう難しさもあります。

さて医学系の学会(学術集会)ですが、多くの場合スクール形式といって、広い宴会場のようなホールに長机と椅子をたくさん並べて聴衆が座り、発表者(演者といいます)は会場の前のほうに立ち、時には壇上に上がって講演します。会場前に大きなスクリーンを掲げて、スライドやビデオなどを見せながら講演するスタイルです。
会場の前には演者のほかに座長(講演の司会者)が座り、予定時間に沿って講演や討論が進むように仕切ります。
企画としては下記のようなものを行う場合が多いです。

・特別講演・・・学会で特に講演をしてもらいたい有名な先生に講演を依頼する企画。
・教育講演・・・特別講演に準じた先生が講演するが、学会員にとってより実践的に役立つ内容の講演である場合が多い。
・招待講演・・・海外から有名な先生を招待して、あるいは専門外の分野から有名な先生を招待して、講演してもらう企画。
・会長講演・・・学会長自体が講演をする。
・シンポジウム・・・あるテーマに関して詳しい(経験豊富な)先生を5人程度集めて、それぞれに講演してもらい、それをもとに講演者同士や、会場の聴衆が討論(質疑応答)をする企画。講演担当者をシンポジストという。
・パネルディスカッション・・・シンポジウムに類似した形式。講演担当者をパネリストという。
・ワークショップ・・・特定の治療方法を詳しく説明したり、実際に聴衆の前でモニター治療を行って見せたり、時には聴衆がモニター治療に加わったりする体験型企画。
・ライブサージェリー・・・特定の手術に精通した医師が手術する様子を、手術室内で見学できるようにしたり、ライブ映像で別室で見たりしながら、時に討論する企画。
・セミナー(モーニングセミナー、ランチョンセミナー、イブニングセミナーなど)・・・関連企業がスポンサーとなり、お弁当や軽食などを食べながら、スポンサー企業のPRをかねた講演を聞く企画。
・一般演題・・・学会員が個人的に申し込み、講演する企画。
・ポスター展示・・・発表したい内容を1枚のポスターのような大きな紙にまとめ、ボードに掲示する形式。

こういった企画の一部、あるいは全部を取り入れて、参加者に、時には講演者として、あるいは聴衆として参加してもらうのです。
こうして参加者は1日~数日程度の会期の学会に参加して、多くの情報を収集したり、自分の意見を述べたりするわけです。

さて自分なりに色々企画を考えた結果、今回の学会では、特別講演1~2本、招待講演1~2本、教育講演2~3本、シンポジウム(パネルディスカッション)2~3本、セミナー3本、そして会長講演と一般演題、という枠組みで準備をすすめることになりました。
盛りだくさんの企画ですが、参加者が短期間で色々な情報を得ることが出来るようにと、各先生の公演時間をやや短めにお願いすることにして、会期は1日で、交通の便が良い東京都内で開催することに方針をまとめ、ようやく会場を決定しました。
もちろん決めたからには企画を成立させなければなりません。いよいよ企画講演の演者先生に交渉開始です。

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